欠陥住宅の事例

 欠陥住宅の具体例はこのHPには出さない方針でした。これから家を建てる方の不安を安易に煽りたくなかったからです。
しかし活動を続けているうち、会社ぐるみで問題を隠す現状がわかりました。
やり方があまりに悪質なものはこのHPで掲載することにしました。
会社名をホームページに出すことは名誉毀損の可能性があるので控えます。詳しい話は個人相談会にどうぞ。
◆欠陥住宅の事例 1

 

 下記に揚げる会社は国内産の無垢材を使用した高級な在来工法の会社です。値段も高い価格を設定しています。
ご相談者は基礎の段階であまりにもひどいので担当者に文句を言ったそうです。すると担当者は「あなたの気のせいではないですか?」とシラを切ったとのこと。抗議をすると「悪いところだけじゃないでしょ?いいところもみてよ。」との開き直り。 そのため思い余ってNPOにご相談に来られました。
ご相談者の相談に応じて建築士スタッフが現場を検査に行きました。そして問題点を確認し、対策を報告書として作成して差し上げました。
ところがこの後、この会社の担当者と思われる方が乗り込んできました。本来なら感謝されてしかるべきなのですが、明かな悪意を持って来られました。さらにこの会社の社長から怒鳴り声で電話が1日に4回来ました。
職人とはいえ人間ですから失敗はあることです。 しかし素人相手にごまかし、隠し、さらにアドバイスをしたNPOへの圧力などはあってはならないことです。私たちはその会社の悪口などは全く言っていません。ただ状況を確認して専門家からアドバイスをしただけなのです。
いくら展示場が立派でも偉い人の講演会をしてもこんな心構えでは良い家が建つわけがありません。 あまりに悪質と思われますのでここに掲載いたします。

 

●これをご覧下さい!!

 

▲この例ではアンカーボルトはコンクリート基礎の端から立ち上がっています。これでは地震などで壊れる危険があります。 ▲ホールダウンボルトが柱から7cmも離れています。2ヶ所もあります。
▲継ぎ手にアンカーボルトを締付けています。地震時に土台が割れる可能性があります。 ▲床下通風口の上の土台継手が数箇所見られます。これもこのまま放置される予定だったようです。
▲この例ではアンカーボルトの位置はコンクリート基礎の真中です。でも材木の土台とコンクリート基礎がずれているために土台の端になっています。
地震などで土台が切り欠かれる可能性があります。

 

◆欠陥住宅の事例 2

 

 NPOに欠陥住宅の相談がありました。添えられた写真を見ても欠陥住宅だと分かります。さっそく相談者宅に伺い診断を行いました。現在、施工会社と補修の交渉が行われています。施工会社の良心的な対応が期待されます。
●これをご覧下さい!!

 

▲断熱材が倒れている。
▲断熱材が同差下端に達していない。
▲床が痛んでいる。
▲取付面(外壁)にひびが入っている。
▲釘穴処理が行なわれていない。
▲コーキング仕上げが粗雑。
手直ししたが、溶剤で擦った結果、外壁面色落ち。
▲釘穴処理が行なわれていない。
▲路面が狭い。
▲基礎立上り部の面と犬走の間に隙間がある。

 

◆欠陥住宅の事例 3
 展示場を購入したAさんは住んでビックリ!断熱材が入っておらず、すきま風が家じゅうを駆け巡ります。その他にもたくさんの不具合が。検査に行った第三者機関は「未完成といわざるを得ない」との厳しい報告書をだしました。しかしメーカーは無視を決め込みました。NPOの問合せにも何の返答もありません。この会社は有名大手メーカーですが、あまりに理不尽な対応です。 結局Aさんは数千万の損害を受け、引越しをせざるを得ませんでした。
年配の方にこの仕打ちはあまりにも残酷です。会社名を公表できないのが非常に残念です。

 

●他にもこんな状態が・・・。
▲洗面所床下・給水配管が鋼管で施工されている。ひどい赤サビで飲める状態ではない。
▲リビングの埋め込み照明器具に反射板がついておらず天井内が見える。
▲手洗い排水溝の位置がずれているため、物入れ床材を切り欠きして納めている。

 

◆欠陥住宅の事例 4
 「一生に一度の夢のマイホーム」が欠陥住宅・・・。Bさんは出来上がった家を見て愕然としました。打合せとは全く違うものが付いていたり、設計図とは明らかに違う造りをしているのです。業者はいまだ非を認めず、Bさんをクレーマー扱いしています。Bさんは場合によっては法的手段を取ることも考えておられるようです。この家の検査風景はTV、新聞でも報道されました。→TV報道,新聞報道 速やかな解決が望まれます。Bさんのご好意により見学会も行なわれました。→見学会の様子は下記掲載。

 

▲使用不可のコンセントがある。
打ち合わせ不足の結果です。
▲アンカーボルト設置箇所に基礎パッキンが付いていない。。
▲明らかに設計図と異なる造り。
クローゼットを開けると壁が・・・。
▲どうやって使うのでしょう?
▲耐力壁が設計図と異なる
明らかに危険な住宅と診断されました。
▲釘打ちピッチが基準値より大きい。安全が確保されません。

 

■ 1月27日の欠陥住宅見学会 

欠陥住宅見学会が去る1/27(木)に行われました。
約30名もの見学者が見守る中、岩山健一氏の検査によって
重大な構造上の欠陥が明らかになってきました。

しかし建築業者はいまだに自分の非を認めておりません。
施主さんとNPOの戦いはこれからです。
これからの経緯は随時HPで報告してまいります。

なお、この見学会の様子は「ミヤギテレビ OHバンです」で放映されました。
さらに河北新報1月31日付朝刊で報道されました。

 

解説をしながらの検査でした。

 

 

きちんと釘が打たれていない危険個所が多数発覚。

驚きの声をあげるギャラリー

家を支える耐力壁まで手抜きが多数見つかりました。

事態の深刻さに黙り込む人も

サーモグラフィーを使うと中の様子が一目でわかります。

 

耐力壁が足りないのが発覚!

「これは重大な構造上の欠陥です」との発言。

壁内の検査

参加者は口々に「来て良かった。」「知らなかった。」

外壁、基礎のチェック

欠陥住宅は例外ではありません。
岩山氏によると欠陥住宅は全体の6割。
メーカーや建築家でも安心してはいけないとの事。
この意見にNPOも同感です。
どうぞ皆さんもお気をつけください。

◆欠陥住宅の事例 5
 ある施主さんから施工チェックを依頼されました。
この工務店の言動は打ち合わせから腑に落ちない点が多くありました。
施主さんも不安を感じて施工チェックを依頼してきたようです。
案の定、多くの問題が起こりました。
今回はアンカーボルト(基礎と土台の筋結)の不具合です。
65本のアンカーボルトのうちなんと17本に大きな不具合がありました。
アンカーボルトがない・端により過ぎている・継ぎ手の部分にある・など
どれも致命的なものです。
工務店の社長は、これだけの不具合にも悪びれる風がありませんでした。
第三者がチェックをすることを知っているにもかかわらず、こうした施工を平気で行う
神経を理解できません。

 

▲アンカーボルトがない。
▲アンカーボルトの取付位置
不良。
▲アンカーボルトの取付位置
不良。
▲アンカーボルトの入れ忘れ。
▲アンカーボルトの取付位置
不良。
継ぎ手部分についている。
▲アンカーボルトの取付位置
不良。
柱部分に食い込んでいる。

 

◆欠陥住宅の事例 6
 今回は多岐に渡り、構造体の不具合を掲載しました。

 

◆基礎編
▲被り厚さが不足しています。
建築基準法では、4cm以上
必要とされている。
▲仮枠をはずした時に、
鉄筋が全部みえて来る
恐れがある。
▲立上り筋が不揃いで、施工
状況も思わしくない。
▲被り厚さが不足している為、
鉄筋が見えている。
▲鉄筋を切り込みした為、
太さが足りない。
▲高さが合わない為、溶接して
あった鉄筋をカットし位置を
変えたことにより、鉄筋の強度
が1/3程度になった。

 

◆土台編

 

▲継ぎ手位置不良
(継ぎ手部分は強度上の弱点
です。この部分が壊れてしまう
恐れがあります。)
▲柱が立つところに、アンカー
ボルトが来ている。
▲柱を立てる穴に、アンカー
ボルトが有る為、柱が立ちま
せん。
▲基礎パッキンの不備
基礎パッキンの長さが足り
ない。
▲基礎パッキンの不備
基礎パッキンが入って
いません。
▲給水給湯管が火打土台を
貫通している。

 

◆躯体編

 

▲筋違金物のビスが不足して
いる。この場合、ビスが6本
必要なところ4本しか留めら
れていない。
▲ビス穴に対して、ビスの本数
を勘違いしているものと
思われる。
(9カ所穴が空いているが、6カ
所ビス留めする金物を使用)
▲特に筋違が集中するところ
では、ビスの不足が特に
不安である。
▲梁の継ぎ手には、短冊金物
等の取付が必要だが、短冊
金物等の取付がされていない。
▲梁と小屋塚の接合には、
鎹(カスガイ)等の取付が必要
だが、鎹(カスガイ)等の取付が
されていない。