欠陥住宅の現状

 

ちまたにあふれる危険な「欠陥住宅」
こんな驚くべき報告が寄せられています。


「ユニバーサルデザイン研究所が東京近郊で50件、
北海道で50件分の分譲住宅を対象に行った現場調査の
データによると100件中、明らかに手抜き、欠陥と認めら
れた家が62件。

 

この調査では筋交いの少なさや梁が細いといった点は
いわゆる欠陥として扱っていないが、危険度の点では
限りなく欠陥に近い。

結果、耐震性が低いと判断される家は89件であった。実にその9割近くが危険な住宅であるという
ことになる。」「世界でいちばん住みたい家」赤池 学著 からの引用

いかがですか?「9割近くが危険な住宅」というその数字。
驚くべき内容ですね。
しかしわたしたちの拠点宮城県においても、それほど現状は変わらないというのが実感なのです。
それらの「欠陥」は、なかなか表面に出てきにくいという性格を持っています。

 まだまだ氷山の一角「欠陥住宅」

わたしたちが活動を始めてからわずかの間に、多くの「欠陥住宅」「手抜き工事」
「その他契約や金銭 などのトラブル」の相談を受けてきました。
しかし、そんな風に欠陥トラブル、リフォームトラブルが発覚するのは、ほんのわずか。
なぜなら、手抜き工事や欠陥工事は普通見えない住宅の内部に隠されているからです。
そしてそれが分かるのは、長い年月が経過してから、あるいは地震によって実際の被害を
こうむって から、ということになるのです。

日本の家の寿命をご存知でしょうか?
正解は「30年」 これは国土交通省から正式な発表です。

きちんと建築された家なら、50年は楽に持ちます。
あなたの家もローンが終わる前に建て替えなければならないとしたらどうでしょう。
そんな悲劇になって欲しくはありません。

こうしてできる「欠陥住宅」

多くの家は、初めから「それなり以下」の材料で建てられます。
いくら広告ですばらしい宣伝文句を並べても、実際に建てられる家のことを知っているのは
大工や職人だけ。
彼ら作り手がその自尊心を傷つけるほど質の低い家であることもしばしばです。

実際に施工する職人たちは、現在「短納期」「低コスト」「余裕のないスケジュール」
「施主とは直接コンタクトできない立場」などなど、厳しい状況に置かれています。

そんな中で、バタバタと家が建てられてしまう。
これで「良い家」「幸せになれる住宅」が作れるでしょうか?

わたしたちは、現場にいた人間として、こういった事実をお伝えしたいのです。
そして、ひとりでも多くの方に、住宅のトラブルに巻き込まれないような備えをしていただきたい。
一生悔やむのは誰だっていやです。
大手メーカーも決して例外ではありません。

では、いったいなぜこんなに欠陥が多いのか?
欠陥住宅の5つの原因」でそれを探っていきましょう。