
私たちのところにはたくさんの個別相談が入ります。その中でトラブルのご相談を参考にご紹介いたします。宮城県内で数十社のメーカー、工務店のトラブル相談が寄せられています。
なるべく早い段階でご相談に来られることをお勧めします。予防が最高の手段ですから。
ここに書いてある事例は、単にトラブルがあっただけではありません。
施主さんから問題を隠したり、だましたり、無視したりといった不誠実な行動に終始したものだけを取り上げています。
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■FILE 80![]()
★あとから出てくる住宅建築のツケ
このごろ増えているのが築15年から20年の家の相談です。
家の劣化が早い。リフォーム費用が他の2倍以上かかる。
構造体に大きな亀裂がたくさん入ってきた。
どれも大きな問題です。
でも保証は切れているので、問題の解決は容易ではありません。
実はこれらの原因の大半は、専門家なら家作りの時点でわかっていたことです。
なのに営業マンがそうしたことをきちんと説明することはほとんどありません。
それを防ぐためには見積書や仕様書のチェックが大事です。
そうすれば建築前に長持ちをする仕様かがわかります。
NPOでは多くの方の20年後も考えてご相談をしています。
家作りの際はどうぞ個別相談にお越しください。
■FILE 79
★小さい工務店の弱点
先週の住宅の相談は考えさせられるものでした。
小さい工務店は値段が安いことも多く、大工さんの腕が良いと楽しい家作りに
なる可能性があります。
しかし家作りにはたくさんの能力が要求されます。
そのため少ない人数の小さな工務店は、どこかに弱点が出ることも少なくない
という事例です。
Aさんは自宅の建築を小さい工務店B社に依頼することを決めました。
B社は価格も安く、デザインも研究している会社です。
家の打ち合わせは何度も行われ、最後にAさんが満足できる図面ができました。
ところがB社は最終決定した図面をAさんには渡したものの、大工さんや職人さん
に渡しませんでした。
出来上がった家を見てAさんはびっくり。
自分たちが依頼した仕様ではありません。
打ち合わせの途中に出た仕様の家だったのです。
残念ながらB社は段取りや連絡が弱かったようです。
全体的に一定以上の能力を持つことが小さい工務店でも必要なのですね。
工務店で家を建てる方にとっては難しい課題になりそうです。
■FILE 78
★工務店に相談したら
Aさんは自宅建築のために隣町の工務店に相談しました。
最初は工務店の社長も愛想も良かったそうです。
しかし数回の打ち合わせでAさんは、自分の希望と工務店の主張が、
かけ離れていることに気づきました。
そのことを察知した工務店の社長は突然、相談料として20万円の
請求書を相談者に送りつけたのです。
当然、ご主人が支払いを断ると、ご主人がいない時刻を見計らって
脅しの電話が何度もきたそうです。
私も録音テープを聞きましたが怖いものでした。
奥様一人の時はさぞ怖かったろうと思いました。
■FILE 77
★意外な請求書
Aさんは建築家B先生に家の相談をしました。
B先生はラフプランを書いてC工務店に見積もりを出すよう指示しました。
しかしC工務店の見積もりは、当初Aさんが話していた予算よりはるかに
高い額でした。
それでAさんはB先生の家をあきらめざるを得ませんでした。
その旨をB先生に伝えたところB先生から1通の手紙が届きました。
そこには「ここまでの費用170万円を支払って欲しい。」と書かれていたのです。
契約行為がないのに、この請求は理解に苦しみます。
しかし意外な請求書が後から出てくることは多数報告されています。
楽しい家作りには、追加の請求書が来ない、確定された金額での契約が
不可欠だと私は思います。
■FILE 76
★工務店の詐欺?
仙台市のAさんは市内の工務店に新築を依頼しました。
信用していたので全額を先に支払ったにもかかわらず、工事時は初期の段階でストップ。
その後は全く仕事をしてくれなくなりました。
それどころかこの工務店は職人に作業代すら支払っていなかったのです。
しょうがないのでAさんは別の業者に多額のお金を支払って残りの作業を終わらせました。
これは先日逮捕された仙台市のM氏と同じ手口です。
Aさんはあらゆる機関に相談に行ったものの相手にされなかったそうです。
自分の身を守るのは自分しかありません。そう感じました。
しかし今回の事件にNPOは重大な関心を持っています。
もし同じ体験をされた方が他にもおられましたらご一報ください。
■FILE 75
★欠陥住宅見学会の家の裁判は被害者側の全面勝訴。
事件簿 File40「欠陥住宅見学会」でご紹介した裁判が終了しました。
被害者側の全面勝利です。
しかし業者からの謝罪はありませんでした。
施主さんは調停、裁判と3年の長期間に渡って戦い続けました。
欠陥住宅の解決には多大の労力と心痛が伴います。
本当にお疲れ様でした。
■FILE 74
★速報 file 68,54の悪徳業者がついに逮捕されました
11月6日仙台北署によって悪徳業者がついに逮捕されました。
ここまで来るのに大勢の被害者が出ました。
その多くが大金を支払ったにもかかわらず家の建築を途中で放棄されるケースでした。
この業者は会社名を変え、なんと8年前からつい先日まで活動を続けていました。
とりあえずこれで被害者が増えることは防げました。
あとは被害者への救済を切に願います。
http://www.nikken-times.co.jp/new/20071106.3/1194325202.html
http://mobile.seisyun.net/cgi/agate/news22/newsplus/1196075506/1/a
しかし弁護士によると「同じような動きをしている会社は他にもあります。」とのこと。
契約する際にはどうぞよく確認してください。
■FILE 73
★二重請求を行うリフォーム業者
築15年ということもあり、リフォーム業者に屋根の塗装工事を依頼しました。
ところがわずか半年で屋根の塗装が剥がれ落ちてきました。
屋根を見てみると、剥がれ落ちた部分がまだらになっています。
業者に連絡したところ、
「分かりました。工事をやり直しますので、少しだけお金を負担していただけませんか」
と言われました。
見積もりを拝見したところ、負担を依頼された金額は、何と塗装代金そのものでした。
つまり業者の手落ちなのにすべてを施主に請求したわけです。
ちなみにこのリフォーム業者は超有名リフォーム会社です。
どうぞ皆さんお気をつけください。
■FILE 72
★処分を受けた建築士
仙台でも強度不足の住宅設計をした建築士が重い処分を受けました。
その建築士だけが悪いのか、それともそれを行わせた環境が悪いのか、
その辺のことは別にしても、こうした問題は他人事ではなくなりました。
営業マンに聞くと「外観が高級に見えて、価格が安い家は売りやすい。」との事。
でもそれは「見えない部分に費用をかけない。」ことを意味します。
住宅の建築は他人任せではいけません。
自分で確認・判断する、というスタンスで臨むことをお勧めします。
■FILE 71
★ file40の欠陥住宅のその後をご報告します。
明らかな手抜き工事で耐力壁が不足している危険な住宅にもかかわらず
いまだ決着を見ません。
今まで調停が進められてきましたが不調に終わりました。
悪徳業者は頑として自分の非を認めなかったとのことです。
これからあらためて裁判が始まります。
もうすでに欠陥住宅見学会から1年半が経過しています。
欠陥住宅ができてしまうと、そして悪徳業者にあたるとこれほど長い時間がかかるのです。
施主さんにはめげずにがんばってほしいと思います。
そして悪徳業者には早く罪を認めて謝罪してほしいと願います。
■FILE 70
★ 契約がすんでしまえば。。。。
契約後の相談でした。
品の良い、でもどことなく表情が暗いご夫婦でした。
大手メーカーで土地を探してもらって家の契約をしたそうです。
すでに工事が進んでいるとのことでした。
見積もりを拝見しました。
土地も良いロケーションで、家も大手メーカーで高価です。
「でも、私たちも困っているのです。」とご夫婦。
経過を聞くとこんな内容です。
家の値段が高すぎて当初の予算には合わなかったそうです。
「予算に合う見積もりになったら契約したい。」というと営業マンが言いました。
『この金額でいったん契約してください。あとで材料を変えることでご希望の値段に合わせます。』
土地を紹介してもらってという義理もあり、その言葉を信じて契約をしたそうです。
ところが契約後に営業マンに電話をすると「忙しくて行けません。」の一点張り。
そのうち工事が始まってしまい何の減額もできないまま工事が進んでしまいました。
「どう考えてもこの予算ではこれからの生活が大変です。」と相談者。
大手メーカーとはいえ、腹立たしいやりかたです。
「契約がすんでしまえばこんなものなのですね。」と落胆の声。
契約前に確認に来ていただければこんなことにはならなかったのですが、
今となってはどうしようもありません。
こんな相談は私たちにも、つらいものです。
■FILE 69
★ 客が甘そうだと見たら不利な条件で契約を迫る業者
建築条件付の土地を見つけたAさんはその土地が一目で気に入りました。
そしてすぐに販売事務所へ行きました。
「あの土地をぜひ売ってください。」というAさんが買う気満々なのを見て
事務所の業者は言いました。
「残念ながら、あの土地は明日仮契約が入る予定です。
もし今日契約してくれればお譲りできます。」
「でも間取りも何も決まってないのですが」と不安なAさんに業者は言いました。
「詳しいことは契約してからゆっくり決めましょう。」
Aさんは悩みましたが、結局、詳細がないまま高額な金額だけが書き込まれた
契約書にサインをしてしまったのです。
その後、出てきた間取りと見積もりは値段にまったくそぐわないローコスト仕様でした。
でもそれも当然のことです。
業者はなるべく多くの利益を上げるために必死なのですから。
この類の話は多数報告されています。どうぞお気をつけください。
■FILE 68
★ 悪徳業者、ついに刑事告訴へ
事件簿file 54の業者が先月5月下旬、被害者団によって詐欺罪、
建設業法違反で刑事告訴されました。
地元テレビ局でその模様が放送されました。
しかしこの業者は現在も仙台で営業を続けている可能性があります。
早い逮捕が望まれます。
■FILE 67
★ 契約書の解釈
Aさんは、一流大手住宅メーカーに言われるまま、
高額な家を契約をしました。
でも「こんなに高い家を支払えるかなあ」と不安なAさんに営業マンは
「大丈夫です。金融機関でローンが通らなければ契約は白紙撤回できますから。」
と言いました。
たしかに契約書にもそのように書いてあります。
その言葉を信じAさんは多額の手付金を支払い契約を行いました。
その後、多くの銀行を回ったAさんは融資金額の一部しか借りられないことが
わかりました。
「銀行が不調だから契約は白紙ですね。」とAさんは話しましたが、
次の営業マンの言葉に驚かされました。
「残金は一般ローンで借りましょう。ただ金利は6%以上になりますが。」
「6%のローンが払えるかどうかわかりそうなものなのに。」とAさんは嘆きます。
「だって一般ローンだって金融機関ですよね。白紙撤回は無理ですね。
手付金は返しませんよ。」
という営業マンの言葉に心がこもっているかは皆さんの判断にお任せします。
でもこれが日本を代表する大手住宅メーカーの対応です。
どうぞ慎重に対応ください。
■FILE 66
★ 見積書のいろいろなカラクリ
相談者は地元の工務店で見積もりを貰いました。
その工務店では詳細な見積もりを出したそうです。
でも施主さんは家の値段が高くちょっと手が出ない価格のように感じました。
それで工務店は「内容を工夫して価格を下げてきます。」と言い、
新しい見積書を持ってきました。
NPOで見積もりチェックをしてみると確かに家自体の値段が100万円ほど
下がっています。
でも家の部材など内容は以前と変わりがありません。
「ちょっとおかしいな」と感じた施主さんはNPOに相談に来られました。
「内容が変わらないのに値段だけが下がることはあまりないことです。」
とNPOスタッフ。
でも調べてみるとカラクリがわかりました。
確かに家の見積もりが前回よりも100万円下がっていたのですが
別に添付した水道工事の見積もりが100万円上がっていました。
もちろんこちらのほうも前回と内容は変わりません。
つまり総額はまったく同じだったのです。
「こんな手を使われるとなんだか寂しいですね。」と相談者。
このケースでは契約前の相談でした。
そのため大きなトラブルにならずにすみました。
契約後にいろいろなカラクリで値段が上がるのでどうぞご注意ください。
もし不安でしたらどうぞ個別相談へおいでください。
■FILE 65
★ リフォームはチームワーク
ある業者にリフォームを依頼した方からの相談です。
内容はユニットバスとシステムキッチンの交換なのでかなり大掛かりです。
一口にリフォームと言っても一人ですべてを行なえるわけではありません。
浴室を解体する人、コンクリートを打つ人、キッチン・バスを設置する人、
補強工事の大工さん。
さまざまな人の協力で工事は順調に進んでいきました。
ところが電気屋さんが来ません。そのため作業が止まってしまいました。
ようやく電気屋さんが現場に来たのは予定の4日後のことでした。
そのためリフォーム業者と電気屋さんと施主さんの三者で話し合いとなりました。
どうもリフォーム業者とのコミュニケーションがうまくいっていなかったようです。
施主さんの指摘に対して電気屋さんは逆切れし
「文句を言って工事代金を引く気なのか!!」と吐き捨てて帰ってしまいました。
電気屋のひどい対応にリフォーム業者は何の手も打ちませんでした。
それどころかなんと彼も施主さんを残して帰ってしまったのです。
そのため困った施主さんが残された電気工事を行うことになってしまいました。
(施主さんは資格保持者でした。)
リフォームはたくさんの人の協力で成り立ちます。
今回の例のように責任ある仕事ができる職人がいないのに無責任に
仕事を取る業者をよく見受けます。御注意ください。
■FILE 64
★ 築15年後の災難
大手住宅メーカーの家のリフォーム相談です。
リフォーム工事の見積を同じメーカーで取ったところ千数百万円もしたので
施主さんは驚きました。
水周りの変更とはいえかなりの値段です。一般にくらべ2倍近い金額です。
施主さんは値段に驚いてメーカーと交渉しましたがどうにもなりません。
思い余って別の業者に依頼しましたがなんと見積さえもらえませんでした。
と言うのはこのメーカーは特殊な工法かつ詳細図面が無いために他の業者では
安全性が確認できないのだそうです。
それで工事の依頼を断られてしまいました。
「15年前の契約前にわかっていれば。デメリットは教えないものなのでしょうか?」
と施主さんは落胆していました。
住宅にはこれに類する話がたくさんあります。
丈夫そうに見えても修復できない構造体。
きれいに見えても調整ができないために後から多額の費用のかかる建材。
たいていはメーカーの設定で一方的に家の材料が決まってしまうか、
営業マンからの情報だけで材料が決まります。
しかも、たいていは説明が十分にはされず、問題がでてから真相がわかります。
契約前の個別相談では、こうした建材や構造材やメーカーなどすべての
長所と短所を御説明しています。
ぜひそうした情報を知りたい方は個別相談においでください。
そうすれば悲惨なトラブルに巻き込まれることは防げると思います。
■FILE 63
★ 見積書は総額ですか?
家の見積書が出たのでチェックをして欲しいとの相談でした。
なんとか予算におさまったので、すぐにでも契約したいとのことです。
見積書の明細を見ると抜けている項目がありました。
一般に付帯工事と言われるものがすべて抜けています。
NPO「これが家に掛かる総額だと言われましたか?」
相談者「いえ。『御予算に合わせます。』と言われたのでそう思ったのですが。」
残念ながら営業マンの口車に乗ってしまったようです。
NPO「見積書から付帯工事の記載が無い点、そしてこのメーカーの平均価格より
見積書の価格が低いことを考えると、本体工事の契約後に付帯工事の契約があり、
値段は上がると思います。」
すると相談者はおもむろにメーカーからもらったスケジュール表を取り出しました。
そこには今回の本体工事契約の後に付帯工事の契約があることが明示されて
いました。
「営業マンからはきちんとした説明がありませんでした。騙された気持ちです。」
と相談者。
でもこのようなやり方をするメーカーはかなり多いので御注意ください。
■FILE 62
★ 責任のがれの工務店
新築工事を地元の有名工務店にお願いした方のお話です。
完成寸前の家をよく見たところ、基礎の立ち上がり部分にひび割れ(クラック)が
あることに気が付きました。
現状を工務店に問い合わせたところ、
「こんなことは、普通です。問題はありません。」との答えです。
しかし心配になり注意して家を見てみると、日が経つにつれてひび割れの箇所が
どんどん増えてきます。
そこで自分で図面にひび割れの本数や幅を記入しておきました。
すると、最初は3本程度のひび割れだったのが、9本になっていました。
その内、外側だけではなく、同じ箇所の内側にもひび割れがあった箇所は6本
もありました。
明らかに1ミリ以上の幅のひび割れです。
そしてそのひび割れは正面と裏側がつながっていました。
これでは基礎の強度に相当影響が出る可能性があります。
引渡し予定の日は過ぎていますが、あまりにひどい施工状況だったので、
社長を自宅に呼び、状況を問い詰めても、一切しゃべりません。
その後、工務店の依頼で、第三者の建築士が作成したという報告書が送られて
きました。
中を見ると明らかにクラックの狭いところだけを調べた内容です。
そして「クラックの幅が小さいので問題ありません。」との回答でした。
また工務店によって基礎部分のクラックがモルタルで隠されてしまいました。
あまりのやり方に「私たちも第三者に調査してもらいます。」と言うと、
工務店の顧問弁護士から内容証明が届いたのです。
こうして施主さんは楽しい家作りから泥沼の法廷闘争へと一転してしまいました。
この業者のやり方はかなり悪質です。
小さな施工ミスは多少はあるでしょう。
しかし罪の無い施主さんを騙したり脅したりして責任を逃れようとするやり方は
許せるものではありません。
でもそれをとがめる方法は現在のところありません。
最良の方法は、このような悪徳業者を避けることです。
でもここで会社名を挙げるわけには行きません。
契約前に個別相談においでいただければと思います。
■FILE 61
★ トラブルがあっても
ローコストメーカーで建築した方からの相談です。
家の床下が業者の手違いで水浸しになってしまいました。
長く放置したために構造材がすっかりカビています。
メーカーは水を抜くなどの対応をし、第三者の鑑定書を作成して
「今後は問題ありません。」と断言しました。
でもカビはそのまま付いています。
施主さんは「私たちにとっては一生住む家ですから、時々は問題が起きてないか
チェックに来てもらえませんか?」と聞きました。
「いえ、今後は問題が起きないので、チェックには来ません。
もうこれきりにして欲しいのです。」とメーカーは答えました。
誠意の無い言い方に施主さんは
「そんな言い方はおかしくないですか?」と抗議しました。
しかし、それに対しメーカーは言いました。
「訴えるならどうぞ御自由に。」
「裏切られた気持ちです。有名メーカーでも問題が起こればこんな対応なのですね。」
と施主さんは肩を落としていました。
■FILE 60
★ 営業マンが辞めたら
新築の完成間際の方からの相談です。
家が大体完成し、残った作業は追加料金なしで行うという事を
営業マンと現場担当者と口約束をして家の残金を支払いました。
ところが一向に残った作業が行われません。
不審に思い業者に電話をすると、なんと営業マンが辞めていました。
そして「作業はすべて終わっています。これから追加工事が必要でしたら、
料金をいただきます。」との反応が。
値段を聞いてみるとかなりの金額になります。
「それでは約束が違う!」
と現場担当者に抗議しましたが、経緯は認めたものの
「社長に断れと言われたので。。。」と口ごもるだけ。
施主さんは辛抱強く交渉していますが、一向に誠意の感じる対応を
得ることが出来ません。
この業者さんは有名な会社ですが、誠意の無い対応には首を傾げてしました。
■FILE 59
★ 安物の材料にすりかえられた
5年前に塗装の塗りなおしをした方からの御相談です。
高価で性能の良い塗料を指定して工事が行われたそうです。
ところがわずか5年で塗装は無残なボロボロの姿に。
「質の高いものを使ったのに、なぜ?」と思いながらも別の業者に再度、
塗装の依頼をしました。
疑問はすぐに解けました。
塗装職人さんの指摘で、前回の塗装では質の低い材料を使っていたことが
判明したのです。
使用するはずだった塗料に比べ、なんと半値以下の安物でした。
「高い料金を取っておきながらひどすぎる。」
施主さんの鋭い追及に、悪徳業者は自分の非を認めました。
でも損害の賠償の話はこれから進めねばなりません。
材料チェックは大部分の施主さんには難しいと思われます。
それで悪事がばれることはめったにありません。
ですから悪徳業者は習慣的にこうしたことを行っている可能性があります。
■FILE 58
★ 仲の良い友人にお願いしたばっかりに
増築をした方の相談です。
仲の良い大工さんに家の増築をお願いしたそうです。
気心の知れた間柄だったので、見積書もあるようなないような感じで進んだ、
とのこと。
でも、最後に問題が。
大工さんが工事の最後に言ったのです。
「なんだかんだで工事代金が300万円ほど高くなりました。」
驚いたのは施主さんです。
仲の良い大工さんだからこんなことを言われるとは思ってもいなかったそうです。
結局、契約と見積書が明確にではなかったことと、
お互いに気を遣って言いたいことも言わないで工事が進んでしまったのが
原因だったようです。
「これからどうしたらよいのでしょう。」と施主さんは困り果てています。
仲の良い友人や親戚に家を頼んで、トラブルに遭う例は意外に多いのです。
■FILE 57
★ 揺れる家
ある有名メーカーで1年前に新築をしたという相談者の方のお話です。
トラックが近くを通ると家が揺れる為、不安になりメーカーに相談したところ、
「きちんと地盤に杭を打ってあります。大丈夫です。」
との答えのみで埒があきません。
施主さんの家が揺れて困っているのに何の手立てもしてもらえません。
NPOで図面を見ると、家の基礎が布基礎だったことがわかりました。
この基礎自体が悪いわけではないのですが、もっと頑丈な基礎もあります。
どうやら値段を安くするためにメーカーが布基礎以外を教えずに話を進めたようです。
「地盤が弱いこともわかっていたのですから選択肢だけでも提示して欲しかった。」という
施主さんの嘆きも、出来上がってからではすでに手遅れ。
十分な説明をしないで契約を進ていくトラブルは業者の大小を問わずかなり見られます。
でも一生に一度の家です。
できるだけ情報を出してくれる業者を選ぶことが悔やまない家作りのコツだと
思います。
■FILE 56
★ 建物の周りが・・・・
Aさんはある大手住宅メーカーに住宅新築工事を依頼しました。
地盤調査で地盤が良くない場所であることがわかりました。
メーカーでは家の建つ部分だけに地盤を補強し建築をはじめました。
多少不安のあったAさんでしたが「大手メーカーだからだいじょうぶだろう。」とそのまま工
事は進みました。
しかしいやな予感は的中してしまいました。
建物が完成して一年もすると建物の周りが沈下してきたのです。
当然のことながら、建物の周りには給水管・配水管・排水枡があります。
特に配水管・排水枡は、斜めになって、とても危険な状態になってしまいました。
ところがメーカーでは何の対処もしてくれません。
驚いたことにメーカーではこう言い放ちました。
「建物部分の補強はしましたが、建物の周りは別です。御自分で何とかしてください。」
結局、何の対処もしてもらえませんでした。
Aさんは怒りを通り越してあきれ果ててしまいました。
「『すべてお任せください。』と言われて契約したのに。」とAさんは語ります。
本当に信頼できる会社を探すのは難しいですね。
■FILE 55
★ 十分な説明がない業者
土地と住宅の見積チェックに来た方です。
「まだ仮申込みの段階です」と本人は言われました。
ところが書類を見るとすべての契約が終わっていました。
「まだ疑問点も修正箇所もたくさんあったのに。」と嘆いていましたがすでに手
遅れです。
家を建てる人の多くが初心者。
でもそこにつけこんで十分な説明もせず数千万円の契約を取ってしまう業者がい
るのが実情です。
■FILE 54
★ 悪徳会社が逃亡しました
file 12,25,44,46の業者がいなくなりました。
事務所はもぬけの殻です。
たくさんの被害者を置いてどこへ行ったのでしょう?
前回は若林区の事務所を捨て、泉区に移って別の会社名で活動を続けました。
この会社は架空の建設業許可番号をつかってお客さんをだまして契約し、
お金だけとって家を建てずに逃げたのです。
宮城県内で10人以上の被害者を出しました。
今回は宮城県から出て行ったのでしょうか?
それともまたほとぼりが冷めたころあいを見計らって活動を再開するのでしょうか?
もしかすると仙台の別なところで活動を再開するかもしれません。どうぞ御注意ください
(この会社は輸入住宅を売り物にしています。)
弁護士にこの話をすると「同じような動きをしている会社は他にもあります。」とのこと。
とんでもないことですね。
契約する際にはどうぞよく確認してください
さもないと一生を棒に振ることになりかねません。
■FILE 53
★ 勝手に確認申請書を出した建築士
ある建築士により本人に承諾なく勝手に建築確認を出されたとの相談が入りました。
みると書類の署名も本人のものではなく、印鑑も3文判です。
「契約もしていないのになぜなのでしょう?」と相談者も不安がっています。
抗議をしても建築士は反省の色すらないとの事。
行政の断固とした判断が求められるところです。
これほどひどいケースはまれですが、施主の意図しないスピードで
事が勝手に進んでトラブルになるケースは良く見られます。
■FILE 52
★ 現場監督に泣かされたリフォーム工事
Aさんは大規模なリフォーム工事を計画しました。
そして感じの良い社長に依頼することにしました。
「この社長ならきちんと工事をしてくれる。」そう感じたそうです。
たしかに社長は工事契約後にきちんとした工程表を持って来ました。
しかし肝心の現場監督は引継ぎができてないのか、技術的に未熟なのか、
工事の内容を全く理解していませんでした。
例えば棚板の工事後に打合せとは違うことがわかり、全てやり直しという具合です。
そんなトラブルが続出したため、終了予定が過ぎた現在でも工事が延々と続いています。
すでにお金を支払っているので途中でやめるわけにもいかず、不安な日々をすごしているとの事。
「営業は上手でも施工が良いとは限らないのですね。」
と相談者は肩を落としていました。
■FILE 51
★ 保証制度とアフターサービス
「引渡し時に構造体については10年間の保証。その他は一年又は二年と保証する
との説明を受けて安心していたのですが、実際は違うのですね。」
と相談者が切り出しました。
詳しく話をお聞きするとこんな内容です。
有名住宅メーカーの新築住宅に入居後、いろいろな不具合が見付かりました。
でもメーカーに連絡をしてもなかなか来てくれません。
何度もの催促でやっときたと思ったら、簡単に直せる所だけの修理をして帰ってしまいました。
大事な部分の修理は一向に進みません。
その後はいくら催促しても「担当者が不在です。」とか「担当者が変わりました。」
などの言い訳ばかりです。
何故直せないのか?それとも直せないほどの欠陥なのか。と不安でたまりません。
執拗な催促でようやく担当者が来ましたが「それは二年点検の時に一緒にやります。」との返事のみで帰ってしまいました。
そして二年点検が来ても、面倒な箇所はやはりそのままでした。
大きな欠陥が生じた時にどの様な対応をしてくれるのか不安です。
住宅会社のアフター担当者も数多くの物件を抱えていて急がしいことは理解できますが、せめて説明だけでもしてほしいと相談者の方は言っています。
アフターサービスはとても大事です。
「有名なメーカーだから絶対に大丈夫。」などと安心できないのが残念なところです。
■FILE 50
★ 一級建築士のモラルって?
大手メーカーで建築を計画されている方からの相談でした。
施主さんは「弱い地盤を考慮して念のためベタ基礎にしたい」と希望していました。
ところが契約直前になって一級建築士でもある営業マンがこう断言したそうです。
「布基礎にしましょう。ベタ基礎にすると基礎の重みで地盤沈下することがあります。」
「そう言われたのですが本当でしょうか?」と心配顔の施主さん。
−−−− はあああ( 脱力 ) −−−−−−−−−−−−−−−−
力が抜けました。
基礎をベタ基礎にすると丈夫な分、値段が高くなります。
この営業マンは契約金額を抑えないと契約に差し障りがでると判断したようでした。
メーカーの営業マンだとは言え、一級建築士としてのモラルはどうなっているのでしょう。
この営業マンは以前にお会いした時には誠実な方に見えましたので余計がっかりでした。
そしてこの家は営業マンのすすめどおり布基礎で施工されました。
■FILE 49
★ 大手メーカーなら信頼できる?
家の建築費を総額で3000万円以内で抑えます。」との大手メーカーの言葉を信じて契約をしたAさんは契約後に地盤改良が必要になったと急に言われ100万円を余計に請求されました。
「契約前の調査ではベタ基礎にすれば地盤改良の必要はないと言われていたのに」と怪訝な顔です。
調べてみると地盤改良の要求とほぼ同時に出た見積もりを見て驚きました。
なんと基礎が布基礎になっていました。
布基礎はベタ基礎より簡素で原価がずっと安いのです。
つまり3000万円以内で建築する約束は守られましたが地盤改良は別会計。
そして地盤改良をしたと同時に基礎の原価を下げたということでしょう。
もちろん家の見積もり金額は下がっていません。
「まさか布基礎になっているとは。。。。説明はありませんでした。」とAさんは肩を落としていました。
このメーカーとAさんはこれからどうやって信頼関係を築いていくのでしょう。
3000万円という高価格でありながら、メーカーの信頼性には首を傾げざるを
得ません。
Aさんの気持ちを考えると私たちも悲しくなりました。
■FILE 48
★ 勝手に工事をされて代金を請求される
ある住宅メーカーが外構工事の契約を結ばずに勝手に工事を始めました。
それに気付いた施主さんは工事のストップを要求しました。
しかし業者は1日の工事代金としてなんと50万円近くを施主さんに要求しました。
考えられないことをする業者もいるものですね。
■FILE 47
★ 家の隣の工務店に依頼したのに
家の隣の工務店なら安心だ。と考えた施主さんは工事の粗雑さにびっくり!
ひどい手抜き工事があちらこちらに見受けられます。
専門家の鑑定書でも「重大な瑕疵である」との深刻な診断結果が。
さらに必要な資格を持たない人間の設計だったことも判明。
現在も工事は中断したまま再開のメドがたっていません。
早い決着が望まれます。
■FILE 46
★ 悪徳業者また闇躍中
file 12,25,44の業者がまた活動しています。
また同じ業者、同じ手口での相談がありました。
調査の結果、10名以上の被害者が確認されました。
どうぞ皆さん、異常に安い見積を受け取ったらお気をつけください。
会社名が出せないのが本当にくやしいです。
■FILE 45
★ 設備の仕様がわからない?!
施主さんはローコスト住宅で有名な住宅メーカーと新築の契約をしました。
ところが契約しても使用する設備、建材の仕様をまったく教えてもらえません。
キッチン、トイレ、風呂といった主要な設備ですらメーカー、型番などを
一切知らされることの無いまま付帯工事の値段だけどんどん上がっていきます。
(その付帯工事でさえ部材の仕様がすべて不明です。)
信じられないような話ですがとても有名な住宅メーカーです。
あまりのひどさに施主さんは解約を要求するとなんと住宅メーカーから200万を超える違約金が要求されました。
「契約と打合せだけでこれほど請求されるとは。」と施主さんは頭を抱えてしまいました。
現在、施主さんは弁護士を立てて争っています。
■FILE 44
★ 悪徳業者が会社名を変えて活動しています。
FILE 12,25の悪徳業者が会社名を変えていまだ活動していました。
先日、深刻な表情の相談者がおいでになりました。
「工務店を信頼して完成前に全額を支払ったのですが、職人さんが働いてくれません。職人さんに話を聞くとお金をもらっていないそうです。どうもNPOさんの事件簿「file 12,25」と同じような内容なのですが。」とのこと。
伺うとfile12、25とは会社名が違っています。「もしかしてAという方が社長ですか?」と私。
「ええ、そのとおりです。」と相談者。
つまりFile12,25の業者は状況が悪くなったために会社名も電話番号も住所も変えて活動していたのです。
今回も施主さんから契約前に大金を取り、完成前に全額を支払わせ、職人さんたちへの支払いを滞らせています。
そのため職人さんたちが働かなくなっていました。
「家は完成するのでしょうか?完成予定はとっくに過ぎています。」と不安げな施主さん。
とんでもない業者が生き延びているものです。
いまだにチラシ広告を使って営業活動中です。
■FILE 43
★ 大手メーカーだから安心?
人のよさそうなAさんご夫婦がご相談にこられました。
そして一葉のはがきを出されました。
見るとご本人名義で確認申請を受領した旨の通知書です。
「でも私たちは土地を購入したことないし、間取りも決まっていないのに。。。」との事。
ただ事ではないことがわかり事情を詳しく聞くことに。
するとこんなことがわかりました。
Aさん御夫婦は家と土地を購入しようと大手メーカーのB社を訪れました。
B社の支店長は「この書類を作ることから家作りの第1歩が始まります。」と言われたそうです。
大手メーカーだから大丈夫だと思ったAさん御夫婦はその相談申込書(と本人は思っていた)にサインと印鑑を押しました。
ところがその書類は住宅の建築請負契約書と委任状だったのです。
そしてまだ土地も契約しないうちに確認申請を勝手に出してしまいました。
その後もメーカーの担当者に不審な行動が見られたとの事。
私たちの説明でAさんは初めて事情が飲み込めたようです。
「大手メーカーがこんなことをするなんて。私たちが甘かったですね。」とうなだれていました。
でも住宅業界はこんなことが普通に起こり得る、などと誰が想像できるでしょう。
実態を知っている人以外には信じられないと思いますがこれが現実です。
■FILE 42
★ 値引きの代償
見積もりのチェックにおいでになられたAさんは 見積金額が大きく下がったことを喜んでいました。
見積もりを見ると確かに前回より250万円も下がっています。
「営業マンに『Aさんだけ特別に今年一番の値引きをしました。』と言われま した。」と嬉しそうです。
私はいやな予感がしました。
家自体に何の変更もなく見積もりが下がるとは思えません。
でも営業マンはグレードダウンした点はきちんと説明をしていないようでした。
でも詳細見積もりと図面を見てわかりました。
確かに家の内容も250万円分下がっています。
基礎の高さは以前よりずっと低くなりました。
使用している材料も以前のものとは大幅に変わっています。
簡単に言うと「見た目は同じでも中身は別の家」になっていました。
これが値引きの代償でした。
住宅の見積もりには「私だけ特別」とか「今だけ」というものは存在しないもの です。
一見、お得に見えても必ず裏があります。 お気をつけください。
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★ ふやけた家
先日、検査で現場にいた時の話です。隣の敷地でも住宅工事をしていました。
雨が急に降っていますが誰もいないようです。その家の建て方では床を作り壁を建てて、最後に屋根を作る工法でした。この家はまだ屋根が出来ていません。
床に直接雨が降りしきり、合板の上に水が溜まっています。でも最後まで誰も現場に現れずそのままの状態でした。それから何日かたって訪れた時は、合板はすっかりふやけていました。
合板に雨は大敵です。でもこれから取り替えることは不可能です。上から仕上げ材を張って隠すしかありません。
工法と雨そして問題を隠す業者には気をつけましょう。
■FILE 40
★ 欠陥住宅見学会のその後
1月に新聞、TVでも紹介された欠陥住宅見学会を行った家の修理費用が判明しました。
なんと2,900万円です。
これは安全に住めるようにするために必要な工事の金額です。驚くほど高い金額ですね。いかにひどい工事が行われていたかがよくわかります。
施主さんは悪徳業者と弁護士を相手に戦っています。「もうすぐ裁判になると思います。」とのこと。
NPOは全面的に施主さんを応援していきます。今後の進展はHPでも随時ご報告いたします。
■FILE 39
★ 大手住宅メーカーの手抜き工事
Aさんは大手有名メーカーでマイホームを新築しました。大手に依頼すれば大丈夫だと安心していたAさんでしたが、工事現場に行ってびっくり。基礎の鉄筋がひどい手抜き工事でした。
基礎の下半分に鉄筋が無い部分。たて一列がすべて鉄筋が切れている部分。ずさんという言葉を超えたひどい工事です。
このまま完成しては大変なことになると、Aさんは写真を添えて抗議しました。しかしメーカーはその声を無視してコンクリートを流し込みました。そして完成した家は半年で深刻な亀裂が何カ所も発生してしまいました。
Aさんの心痛はどれほどのものでしょう。なぜ個人がこんなことで大事な財産を傷つけられなければならないのでしょうか。最初からNPOが入っていたら、と考えると悔しい気持ちでいっぱいになりました。
■FILE 38
★ 監理をあきらめたケース
地元大手住宅メーカーで家を建てる方から監理を依頼されました。メーカーは施主には「NPO監理を受け入れます」と言って契約をしました。しかし実際に工事が始まると、担当者の嫌がらせにも近い非協力的な態度によって、監理をあきらめた初めてのケースになってしまいました。メーカーを信用して契約した施主さんが大変に気の毒でした。
このメーカーの態度が理解できず、その後調査をしました。すると仙台の裁判所で20件の裁判を抱えていることが判明。受注棟数から考えても異常なほど多い数です。これではとても第三者の監理など入れるわけがありません。そして問題の根が深いことをあらためて知らされました。
■FILE 37
★ 収入印紙を貼っていない契約書は仮契約書?
複数の住宅メーカーの営業マンがこの手を使うことが報告されています。
「この契約書には収入印紙が貼っていません。ですから契約書ではなく仮契約書になります。それでサイン、捺印をしても責任を問われませんから、サインと捺印をお願いします。」
これは大きな間違いです。
契約上は収入印紙が無くても契約そのものは有効です。さらに収入印紙を貼らないと印紙税で処罰される可能性すらあります。
大きな住宅メーカーがこんな初歩的なことを知らないわけはありません。深刻な事態に陥らないためにも十分気をつけてください。
■FILE 36
★ 契約後に住宅の仕様が決まる?
施主さんが売り建ての契約後にご相談にこられました。契約元は地元の有名な住宅業者です。
でも契約書を見てビックリ!なんと建築前であるにも関わらず仕様書も間取もありません。契約書には家の値段と面積しか書いてないのです。
「家の仕様(使用している材料)は?」と伺うと「契約後に提出します。」と言われました。とのこと。
いやな予感がしました。契約後に提出されたと言う仕様書を見て愕然としました。
予想通り、今時考えられないような質の悪い家です。
契約金額とはおよそ不釣合いの家になってしまいました。
相談者が気の毒で仕方ありません。
契約前にチェックに来ていただければこんなことにはならなかったのに。と悔しい気持ちでいっぱいになりました。
■FILE 35
★ アフターサポートは万全?
メーカーで家を建てた後に不具合が出たので、対応をお願いしても半年経っても音沙汰がないという相談がありました。
メーカーには大工さんや職人さんがいません。それで修繕には別に費用がかかるので迅速に対応してくれないケースが多々あるようです。
メーカーの営業マンは「アフターサポートは万全」と言いますが、このような相談が増えているのは事実です。
■FILE 34
★ 被害者を脅す加害者
宮城県内の住宅展示場のイベントで大怪我を負ったお子さんのお宅に相談に伺っていたところ担当のイベント企画会社の方が訪れました。裏で聞いているとこんな会話が。
被害者の父親「管理責任もあるのですから展示場から適正な治療費をいただきたいのですが」
企画会社「でも相手は大手メーカーの団体ですよ。怒らせると後でお困りのことがあると思いますが。。。」
被害者の父親「・・・・・」
企画会社の方の言葉を私は忘れることができません。これは脅しではないのでしょうか?弁護士に相談することを薦めましたが、被害者の父親はこの言葉に泣き寝入りを決めてしまいました。
■FILE 33
★ その家を建てる資格はあるの?
家を建てる方からこんな相談が持ちかけられました。それは小規模工務店で建築を考えている方の相談です。総面積が160uを越える広い家を作ろうと思うのだがどうも工務店が信頼できない。と言うものです。
たしかに小規模の工務店に依頼をすれば値段は安く済むかもしれません。でも小規模工務店はまさに玉石混合。経営も安定した腕の良い工務店もあれば今にもつぶれそうなため、違法行為すれすれの行為をして逃げる工務店までいろいろです。
詳しく話を聞いてみると150u以上の住宅を建築するために必要な建設業の許可証を持っていません。値段もかなり高いものです。
「これはたぶん問題になりますね」と相談者にお話しました。小規模工務店で悪い業者の場合、トラブルになると解決のめどが立たないことがあります。なぜなら業者にお金がないので裁判に勝っても意味をなさないのです。ですからどうぞ家を建てる方は良い業者を慎重にお選びください。もし業者の評判を知りたいときはNPOにご相談ください。
ちなみに:150u以上の住宅を新築するためには建設業許可が必要です。(1,500万円以下なら問題ありませんがそんな家はありませんよね)それ以下の家はなんと無免許の個人でも建てられます。NPOは150u以下の家でも建設業許可を持った法人の業者で家を建てることをお勧めします。なぜならこの許可を取るには長い経歴を持つ管理責任者ときちんとした技術者と財産的基礎が必要だからです。ちなみに事件簿File25,File12は無免許の個人の工務店です。
■FILE 32
★ 実印の印影を集める住宅メーカーに要注意
ある住宅メーカーは必要でもないのに、多くの方の個人情報と実印の印影を取ろうとします。住宅関係で実印を押すことが必要なのは融資の本申込みと登記だけです。それ以外は三文判だけで事足ります。実印は不要です。
ところがある住宅メーカーは「実印が必要です」とお客をだまして実印を押させます。コンピュータ画像処理が発達している現在、お客をだまして実印の印影を集めるのは個人情報の保護の観点から見ても非常に危険なことと言わざるを得ません。不要な実印を要求されたら、黄色信号です。どうぞ契約前にNPOにご相談ください。
■FILE 31
★ 口約束しかできません?
個別相談に来た方から伺った話です。
ある大手メーカーの営業マンと打ち合わせをしたそうです。
営業マン「もし契約していただければ、わが社で建てた家がもし大地震でゆがんだら、建築後何十年建っても無料で修理に伺います。」
相談者「それはすごい。では打ち合わせ議事録に書いてください。」
営業マン「文章に書くことはできません。私を信じてください!」
相談者「・・・・・」
相談者はあまりの非常識さに言葉を失いました。
営業マンと接していると多かれ少なかれこんな場面に遭遇することがあります。口約束はすべて反故になることは覚悟してください。本当に実現してほしいのでしたら文章化は絶対条件です。でも文章化しない営業マンがいることも事実です。
■FILE 30
★ お客様の声が最優先?
個別相談に2社の住宅メーカーの図面が持ち込まれました。A社は施主の希望そのままの間取を提案しています。しかしB社の図面では「それはお勧めしません」とA社よりも施主の希望がかなっていません。
でも図面を見て驚きました。B社の家は1階と2階に柱がきちんと通って整合性が取れているのに対して、A社の家は西半分の1階と2階の柱が大きくずれており、どう見ても不安定です。「すぐに壊れるとは言いませんが長く住むのに安心な家ではないですね」とスタッフ。相談者も「個別相談に来なければ分かりませんでした」と納得でした。
■FILE 29
★ ある欠陥住宅の顛末
これは県外で起きた欠陥住宅の事例です。参考になると思いますのでとりあげました。
中古の物件を購入したAさんはその家が欠陥住宅だった事を知りました。Aさんは売主のBさんを訴えました。Bさんは「業者が悪い」と主張しましたが、最終的にBさんがAさんに1500万円を支払うことになったのです。
客観的に見るとBさんも被害者に見えます。でも売るという行為でBさんにも責任が生じているのでしょう。これからは欠陥住宅をつかまされるとBさんのように2重に苦しむことになるかもしれません。
世間では‘自己責任’という言葉が流行っています。この事例は他山の石として私たちも深く心に留めておきたいと思いました。
■FILE 28
★ 「展示場を買いたいのですが。」
今年1月の「個別相談」でした。「格安で売られているので買いたいのですが」という相談です。確かに建物の資料がたくさん揃っており、それを見る限り、新しい割に安価です。格安と判断しても無理からぬ物件です。しかし、地盤調査や地盤改良の資料がありませんでした。
NPOの相談員はアドバイスしました:「このあたりは軟弱地盤で有名な土地です。ほぼ100%の家が地盤改良をしている地域ですから、地盤の資料を見ないと不安ですね。」 相談者はすぐに工務店の営業マンに連絡しました:「地盤改良はしましたか?」
営業マン:「地盤改良はしていませんが大丈夫ですよ。」(実はこの“大丈夫ですよ”が危ないのです。) 不信感をつのらせた相談者:「じゃあ、建てた時の地盤調査資料を見せてください。」
営業マン:「いやー、資料はありますが、調査した会社が倒産したので、失礼に当たるのでお見せしないことになっているのですよ。」
即座に相談者は購入をとりやめました。軟弱な土地に地盤改良もせず家を建てるのは、数年の見学のためだけの展示場では珍しいことではないようです。それを説明せずに販売することを、我々NPOは見過ごすことはできません。
この相談者は判断力のある方のようでした。それでも、軟弱地盤に地盤改良もせずに建てられた展示場を、地元の有名工務店が販売するとは予想外でした。もしも相談に来られなければ、格安どころか、とんでもなく高い買い物になったことでしょう。
この展示場の家は今でも売りに出されています。工務店の、知名度に相応しい営業方針と社員教育が望まれます。
■FILE 27
★ 住宅会社の内部連絡ミスが・・・。
大手メーカーで家を建てた方からの相談です。営業マンに注文した家とは違う家が出来てしまいました。車椅子が出入りできるために指定した広さよりずっと狭い扉。色が違うサッシ枠。営業マンは「やります」と言いながら約束が守られない設備。抗議をしてものらりくらりの対応に困った施主はNPOに相談に来られました。内容からして営業マン、設計、施工の連絡ミスが多数あったようです。
NPOでは抗議文の書き方、打合せの進め方を説明し、無事に問題の代替案を引き出すことに成功しました。
終結までには長い時間がかかりましたがアドバイスが役に立ったケースです。
■FILE 26
★ 過度の信頼はトラブルの元
リフォーム業者の誠意の無い態度に困り果てた方が相談にこられました。見積を拝見したところ、どう見ても300万円程度の仕事なのに700万円も請求をされています。さらに話によると業者の態度はとても失礼で誠意をまったく感じません。
詳しい事情を伺ったところこんないきさつがありました。その家は亡くなった先代の腕の良い棟梁に依頼して建築したそうです。30年経過し、亡き棟梁の息子さんの代になっても信頼して他社からの見積も取らずに言い値で発注をしたそうです。でもその期待はみごとに裏切られた。と嘆いていました。
親戚、古い知り合い、友人に依頼してトラブルになった話は意外と多いものです。根拠なく甘い期待をするのは禁物かと思います。
■FILE 25
★ FILE12の業者の末路
先日、事件簿File12の業者でトラブルに会った方から相談が入りました。建築前に2400万円の建築費の全額を入金させた挙句に、まだ建築が半分も進まないうちに「お金がショートしたからもっと金を出してくれ。でなければ工事は中止だ」とごねだしたとのこと。ついに自転車操業も止まったようです。とはいえ、当分はこの業者も安い価格をえさに生き残りをかけて営業活動を続けていくと思われます。どうぞご注意ください。
■FILE 24
★ 展示場を買ったら断熱材が入っていなかった
展示場を購入したAさんは住んでビックリ!断熱材が入っておらず、すきま風が家じゅうを駆け巡ります。でもメーカーは何もしてくれません。耐えられず家を捨て値で処分し、賃貸アパートに移ります。とのこと。つらい話です。
■FILE 23
★ 土地を買ったら土中から廃棄物が出てきた
土地に新築の基礎を打つために土地を掘ったら土中から廃棄物が・・。
心無い人間の仕業でしょう。
土地の購入も注意が必要です。
■FILE 22
★ トラブル相談が非常に多いローコストメーカー
家の土台が完成前から既に何カ所も亀裂が入っています。次第に亀裂の数も増え、幅が大きくなっているとのこと。メーカーに苦情の電話をすると経営者が出ました。
「うちの土台には亀裂は大抵入ります」「保証をしますから大丈夫です。」の一点張り。
「じゃあ、保証内容を書いてください。」というと「俺の言うことが信用できないのか!」と逆ギレ。挙句には「面倒なことを言うならおまえを訴えてやるからな!」と怒鳴り出す始末。施主さんは頭を抱えてしまいました。
この会社のCMは安くて良い家のような印象がありますが、経営者自らがこんなやり方をするようでは不安ですね。
■FILE 21
★ ビー球が転がる家ですが、買っていいですか?
ご相談者は建売を変われる予定だとの事。希望の場所に格安で売っていたのでぜひ買いたい。との希望です。
しかし彼の持ってきたデジカメを見ると、その家の床の真中をビー球が勢いよく転がっていく映像が。。。床がだいぶ傾斜しているようです。その他にもいろいろな問題があるようでしたが、ご本人は買う気マンマンです。
「だってとても安いんですよ。」
値段は確かに格安ですが、それだけで決めるのはあぶないと思うのですが・・・。
■FILE 20
★ その見積書は大丈夫?
相談者は見積の最終チェックにNPOに来ました。見積は詳細に書かれています。
しかしよく見るとサッシやお風呂などの設備すべてが一流メーカーの商品名・型番と共に(または同等品)と書かれています。これは悪用される危険があると感じました。つまり「同等品」と言う名の全く違う二流の安物商品にすり替えることができるのです。そうなっても抗議のしようがありません。
これでは詳細な見積も何の意味もありませんね。それで使用する建材の商品名・型番を明確にしてもらうようにアドバイスをしました。事前の見積チェックが役に立った例でした。
見積書にこのような危険が潜んでいるのは珍しいことではありません。
■FILE 19
★ 小噺3話
・内覧会に来た施主の父親の体験談
数年前、ローコスト住宅メーカーで建築をしたのですが、現場に入ってみたら所々に断熱材が入っていないのを発見。大工さんに「きちんと入れて欲しい」と言ったら「余ったら入れてやるよ。」もちろん材料が余るはずも無く、寒い家になりました、との事。
・相談に来た方の体験談
だいぶ前にお父さんが有名メーカーで家を建てました。しかし完了検査を受けずに引渡しを受けていたことが後になって判明。屋根の部分に法律上の問題があったらしく、抗議をしたら「屋根を切りましょうか?」と言われる。
・セミナーでの話
ある大手メーカーで家を建てた人が「ひどいシックハウスで苦しんでいます。」 その話を聞いていた別の方が「実は私はそのメーカーで長年現場監督をしてすっかり体を壊しました。」
■FILE 18
★ オープンシステムで欠陥住宅
有名建築家が設計するすてきな家が発注されました。建築方法はオープンシステム(オープンネット)という宮城県仙台市在住の有名建築家お勧めの方法です。しかし実際の工事は非常に粗雑で、施主の意見を無視したまま工事が進んでいきます。あまりのことにNPOにご相談に来られました。施主と有名建築家との話し合いに私たちも同席しましたが、その内容に驚かされました。
有名建築家の主張は以下の通りです。「業者を紹介したが、業者の技術力などは把握していない。業者を紹介した法的な責任は私にはない。」それに対し施主はこう主張しました。「契約前には建築家から「各業者は技術力があります。」と説明を受けた。「技術力も分からない業者を紹介する人などに、誰が建築の依頼などするのですか?」 と怒り心頭。全く気の毒な話です。有名建築家も最後には自分の薦めたはずのオープンシステムには欠陥があると言い出す始末。さらに有名建築家は、施主に十分な説明もせずに現場監督を省略していたことも判明。つまり現場監督がいない現場、技術力が不明の業者、責任の所在のわからない仕組み、不明瞭な保証体制、不完全なシステムでこの住宅建築が進んでいたのです。
オープンシステムは将来的には効率的な方法になるかもしれません。しかし少なくとも現段階では難しい課題も抱えていると思われます。オープンシステムを希望するならまずNPOにご相談に来てはいかがでしょうか?
このトラブル事例は地元新聞の記者によって徹底的に調査され、「欠陥マイホーム」という特集記事に掲載されました。
■FILE 17
★ 外壁や部屋の壁に亀裂が・・・
その物件はお手ごろ価格の建売でしたが外壁に亀裂が入っています。 買主が不審に思って部屋の壁を見るとそこにも数々の亀裂が・・・。でも営業マンは平然と言い放ちました。 「このごろ寒いからヒビが入ったのですよ。特に問題はないですね。実際に私たちでお売りした建売には亀裂なんてしょっちゅう入っていますよ。もし良かったら何軒かお見せしますか?」 頭痛のするような発言ですね。
■FILE 16
★ 金賞当選は本当なの?
ある相談者にローコストメーカーから1通の手紙が届きました。それは「あなたは5000人以上の中からたった一人金賞に選ばれました。」との通知です。そしてその文章の後に延々と金賞のメリットと契約を誘う言葉が。「これって本当に私だけなのでしょうか?」とは相談者。「違うとは断言できませんが、この業界では良く使う手ですよ」とNPOスタッフ。結局、その後に同じ手紙を持ってきた方2名から相談が入りました。きっとこのHPを見ている方でも同じ手紙を持っている方がたくさんいるのでしょう。これをだましと取るか、健全な営業手法の一つと取るかは皆さんの判断にお任せしますが、一生をかけて支払う家がこんなやり方で契約させられているのが実情です。
■FILE 15
★ 業者の説明が食い違っている。
リフォームの相談です。業者2社から見積を取り、説明を受けました。ところが それぞれが説明する内容が食い違っており、どちらの意見が正しいのかわからないとのことでした。値段も高いのか安いのかわかりません。NPOにはボランティアのリフォーム専門の外部アドバイザーがいます。 早速現場を確認して、見積の内容の説明、値段の妥当性や失敗しないためのコツを説明してもらいました。
■FILE 14
★ 業者がニコニコした感じの良い人に見えたので見積りをもらわないで仕事が始まり、工事終了後に約束の金額をはるかに超えた料金を請求された。
このケースは県外の方でトラブル後に報告された事例です。まず、契約前にきちんとした見積書をもらう必要があります。今回のケースは業者を安易に信用して悲劇になったケースです。契約前にリスクをすべて除去できれば安心して建築できますね。契約前に相談に来て欲しいケースです。
■FILE 13
★ 仮契約と言われて本契約を結ばされた。
仮契約後100万円を振り込んだ後にトラブルが続発した後に持ち込まれた相談です。本人はだまされたことが分かりましたが、メーカーは弁護士を立てて多額の解約金を請求しました。当NPOと弁護士が協力し解約金は1/4にまで減らすことが出来ました。契約前にチェックすれば簡単に防げる事例でした。契約前に相談に来て欲しいケースです。
■FILE 12
★ 契約前に料金を600万円支払った。
このままでは不安だと言うことで相談が入りました。当方の調査で相手の業者は会社形態ではなく無登録の県外の個人であることがわかり相談者に警告しました。県の担当者もあまりのずさんさにあきれていました。しかし業者に「前金で600万円払えば家の値段は半額にする。」と言われたそうです。業者のその言葉 に納得した(!!)、との事で契約書も交わさず家を建て始めました。なお、たぶん自転車操業なのでしょうが、本人が納得したので当方は手を引きました。しかし怖い事例ですね。
■FILE 11
★ たくさんの不具合があるのにきちんと対応してくれない。
竣工、引渡後の相談でした。シックハウス、設計ミスなどで危険な使いにくい家になったとの事。しかし業者は「既にいろいろ直したのでこれ以上は出来ません」との最終回答。瑕疵を直すのはあたりまえだと思いますが、そうではない業者も存在します。設計図のチェックや口頭での打合せ内容の文書化を最初に約束しておけば防げた事例です。早めに相談してほしかった事例です。
■FILE 10
★ 短期間しか養生しない基礎。
NPOがメーカーの家を施工チェックした例です。計画段階で基礎の養生が短期間だったので聞いたところ「速乾性のセメントを使うから大丈夫」とのことでした。しかし念のため工事の当日に早朝に現場に行って材料を確認したところなんと一般的なセメントです。すぐ施主に事情を説明したことで事なきを得ました。NPOの施工チェックが役に立った例でした。
■FILE 9
★ ベタ基礎の工事をする約束で布基礎を施工された。
この業者には首を傾げてしまいます。書類でも打合せでも「ベタ基礎で対処します。」と言っておきながら布基礎で施工をしていました。そのことを知った施主と法律関係の方が抗議に行ったら逆に怒鳴りつけて事務所から追い出し、次の日には脅しの電話を掛けて残金を全額支払わせました。施主さん(女性)は「怒らせると怖いのでこのままにして工事をお願いするしかありません」とのこと。こんな対応をする会社でもいまだ元気に(?)営業をしております。法治国家日本でも住宅トラブルの顛末はこんなお粗末なものです。ちなみに当方にはこの会社の相談が何件も入っています。ぜひ契約前に相談に来ていただきたい会社です。
■FILE 8
★ 契約後にオプション料金などで2千万円も上がった 。
小さい自宅兼マンションを4000万円で契約した施主さんは契約時200万円の契約金額を支払いました。しかしその後の打合せで2000万円もオプションで上がりました。営業マンは「あなたが必要だから注文したのでしょ」と言いますが、施主さんは「必要なものが初めから入っていないなんて」と困り果てました。これほど多額の負債を負うことは出来ません。契約前に相談にきていただければ見積書に入っていない、つまりオプションで追加になる部分をご説明できたケースです。しかし契約後の解除は多額の違約金が取られる可能性があるので注意が必要です。(弁護士の先生によると1000万円以上請求されるケースもあるとの事、悲惨ですね)
■FILE 7
★ 準当選のはずが全然安くなかった 。
別件で相談にきた方です。メーカーのキャンペーンに応募しましたが当選しませんでした。でも「準当選しました。お安くなりますよ。」という言葉に契約をしましたが、なんだかんだで普通の値段になったそうです。実はキャンペーンは単なる顧客名簿を作るための手段なのです。応募をするとその年中もれなく営業攻勢が始まり、最終的にそのメーカーで普通の金額で家が建つ事になります。せっかくの1生に1回の買い物ですから、もうちょっと冷静にそして楽しく家づくりをしたいものですね。良いも悪いも含めてこの業界のいろいろな手口を初めに知っていただきたいと思います。
■FILE 6
★ 転がるゴルフボール。
建築後1年のケースです。2階が傾いてきたとの事。NPOスタッフが確認に行くと 床のゴルフボールが複雑な軌道を描きながら転がっていきます。その他にもいろ いろな不具合が。工務店に文句を言っても、のらりくらりの対応。法的な処置を含め検討中だそうです。工務店の選択基準や施工チェックを前もって依頼していただければと悔やまれました。
■FILE 4
★ 見積書は妥当なの?(その2)
相談者は見積書を持ってこられました。契約直後でした。契約後に話をしたら契 約後に金額が上がる雰囲気があるとの事でした。見積書を見せてもらうと、確か に契約金額は安いですが必要と思われる設備が抜けています。「きっとこれは後 でオプションの値段が相当上がると思いますよ」とアドバイスをしました。私たちの指摘したことが心当たりがあるとの事。その方はそれ以上の金額が払えなかったため手付金の50万円を放棄して契約を破棄せざるを得ないと嘆いていました。契約前に相談に来て頂きたかったつらい経験です。
■FILE 3
★ 見積書は妥当なの?(その1)
相談者はあるツーバイメーカーで建築を計画していました。契約前に相談に来られました。見積書のチェックをしてほしいとの事。中を見てみると詳細に渡って きちんと内容が網羅されています。値段的にも妥当なものでした。その方は安心して帰りました。順調に工事が進んでいると思われます。こういった相談はいつでも歓迎です。
■FILE 2
★ 契約書は大丈夫??
坪単価も高く、仕事の質も高いと言われている会社との契約直前に相談に来られました。契約書の確認を依頼され中を見ましたが一般的な契約書に比べ施主の側が不利な内容になっています。そのことを相談者にも告げましたがそのまま契約をしてしまいました。評価の高い会社なので大丈夫だろうと思っていたのですが、それから2ヶ月程してまた相談に来られました。基礎の施工がひどいとの相談でした。スタッフが現場に確認に行きましたがアンカーボルトが極端に端に偏っています。とりあえず致命傷ではないと思いますがそれなりの補強が必要ではないかとのスタッフの意見でしたが、施主に不利な契約書が問題にならないと良いが、と心配しています。せっかく契約前に相談に来られたのに問題が出た珍しいケースとなってしまいました。
■FILE 1
★ トラブル時に誰も対応してくれない。
建築2年後の住宅でした。急に家の真中に大量の雨が落ちてきました。驚いてすぐに住宅メーカーに連絡をしましたが、この2年間で担当営業マン、所長、設計者がいなくなっていました。すぐに対応してくれるようお願いしたそうですが「 どちらさまですか?」と言った対応で補修の手はずをしてくれませんでした。『 「ずっと私が面倒を見ます」と言った営業マンを恨めしく感じました。』とは奥様の言葉です。NPOスタッフに連絡が入り状況を確認の上、メーカーの交渉の場に うかがいました。「NPOスタッフが来てから初めて文書できちんと回答をもらいました」とのこと、その後は順調に補修が進みました。営業マンの契約前の口約束は当てになりません。約束を本当に実行して欲しい人は契約前にNPOに相談にきていただければその方法をお教えいたします。(契約前なら有利に話し合いが進みます)
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